裁判所からの封筒

裁判所の封筒のことはすっかり忘れていたある日、仕事から帰ると大きな水色の封筒が届いていた。
封筒には大きく地方裁判所の名前が入っており、それを見た瞬間、そう言えばっという感じで裁判員候補者になっていたことを思い出した。
え~ぇ、マジかぁ・・・と思いながら封筒を開けると今度は前回と比較にならないほど多くの書類が入っていました。
書類は裁判員制度を説明する冊子(これは漫画ではありませんでした)や裁判員選任の日の留意事項等が書かれた冊子、他にも今後の予定の日程、会社の雇用主・上司への協力をお願いするチラシまで入っていました。
裁判員選任の日の留意事項が書かれた冊子には小さなお子さんや介護が必要な家族がいる候補者の方へのお知らせや当日の旅費と日当の説明も記載されていました。
そして質問票も入っており期日までに回答を記載して裁判所へ郵送する必要があるとのことでした。
質問票の内容としては裁判員として参加できるか?出来ないのであればその理由は?といったものでした。
裁判員には司法関係者や自衛官の方はなることが出来ず、又、70歳以上の方や仕事がどうしても休めない方、妊娠中や出産したばかりの方は辞退できるようです。
この時点で辞退できれば楽だろうなと思いつつ、特に不参加となる理由もないため参加できる旨の回答を郵送で裁判所へ提出しました。
又、質問票の説明には虚偽の記載をして裁判所に提出した場合には50万円以下の罰金又は30万円以下の過料に処せられることがあるとの注意書きもついていました。
その注意書きを見て「罰金と過料って何が違うんだろう?」「法律用語は難しいなぁ」と思いながらもし裁判員に選ばれたら・・・と思うと少し憂鬱になっていました。
(ちなみに罰金は刑罰となり刑法や刑事訴訟法が適用されて前科も付くらしいですが、過料は行政上の罰則らしく前科は付かないらしいです)

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