裁判員2日目(1/3)

2日目も初日と同じぐらいの時間に裁判所に着いたのでしばらく車の中で待ちました。
時間が無いとパニックになってあわててしまうのでどうしても時間に余裕を持った行動をしがちです。
裁判所の入り口では昨日の失敗を繰り返さないように入館証はしkっかりと裏表を確認して何事もなく入ることができました。
待合室に入ると既に2人の方が来ていました。
昨日、自己紹介もしたことから少し大きめの声で「おはようございます」と挨拶すると返してくれました。
しかし後から来られた方達は無言で入って来られたので、まだぎこちなく感じてしまいました。
しばらくすると裁判官の方々も待合室に入って来られていよいよ2日目が始まりました。
まずは全員で挨拶した後、裁判長から1人ずつに「疲れていませんか?」「昨日はどうでしたか?」と聞かれました。
私は疲れてはいないことと昨日は初めての経験であっという間に終わった感じがしたことを伝えました。
それから今日の予定の確認がありました。
予定は分単位で決められており、例えば検察官の冒頭陳述は10時15分~10時25分まで、弁護人の請求証拠調べは11時12分~11時15分までとタイムスケジュールが決まっていました。
その後、被告人への量刑を決める方法のレクチャーがありました。
裁判で有罪になった場合には被告人に対して懲役何年や執行猶予を付けるかどうか等の量刑をきめなければいけません。
裁判員裁判ではその量刑を決めるのが裁判官の方々と裁判員となります。
量刑の決定に際し色々な議論をした上で決まりますが(それを評議と言うそうです)、評議の中で意見が割れた場合には多数決で決めることになります。
その場合、ベテランの裁判官の方の1票と我々素人の裁判員の1票は同じ重さとなると聞き、思わずビビッてしまいました。
法律のプロである裁判官と法律の素人の裁判員で同じ重さの票になるとは・・・
しかしそんな法律素人の裁判員でも量刑の判断の目安となるシステムがあります。
それはこれまでの判決の検索システムです。
条件(犯罪の種類や被害の程度等)を入れて検索するとこれまでの判例が一覧で見ることができます。
これにより過去に同程度の犯罪ではどれくらいの量刑となっているかが分かり、判断の一つの目安とすることが出来ます。
一通り説明を受けたところで時間となり法廷へ向かいました。

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