まずは検察の論告です。
検察はA4の紙1枚にこれまでの要点をまとめ、非常に論理的に話しを進めて行きました。
最終的に検察が求めた刑は懲役5年でした。
次に弁護人の弁論となります。
こちらはA3の紙2枚にわたりびっしりと主張したいことが書いてありました。
弁論が終わり被告人による最終意見陳述となりました。
被告人からは今回の事件で多くの人に迷惑をかけたことや反省している旨を述べられていました。
これで一通りの審議は終了となり、この後は評議に移ります。
評議は裁判長を含む裁判官3人と裁判員6人、補充裁判員2人の計11人で会議室にて行い、我々としての被告人に対する最終判断を決めます。
評議が始まる前に裁判長から評議の内容は秘密にする(外部へ漏らさない)ように言われました。
又、それは評議の最終結論が全員一致の意見か多数決で決まったかも秘密にしなければいけないとのことでした。
意図としては評議の内容が外部に漏れることで、今後の評議で自由な意見交換が妨げられることを危惧してのものだそうです。
評議では検察官が主張している求刑と弁護人が主張している内容のどちらが妥当かということを話し合いました。
裁判長が上手に各裁判員から意見を聞き出し、裁判員からも色々な意見がでました。
それらを踏まえて被告人は有罪であることが我々の結論となりました。
この日はこれで終わり、次の日は具体的にどれくらいの刑が妥当かについて評議することになります。
これまで3日間裁判員を経験しましたが、この評議が一番疲れました。。。
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