続いて検察側の質問となりました。
検察官は被告人が家に帰ってくると近所の人たちが怖がるがどう考えているか?としきりに質問しました。
これに対し奥さんは「じゃあどうしろというんですかっ!?」と少し興奮気味に反論していました。
奥さんが反論したところで突然、奥さんが証言台に突っ伏してしまいました。
すぐに起き上がりましたが表情はしんどそうです。
裁判長も「大丈夫ですか?」と心配そうに何度も声を掛けました。
奥さんはしんどそうに朝から動悸がしていたことと心臓に病気が有ることを伝えていました。
今回の裁判という環境は被告人の奥さんにとっても大きなストレスだったことは間違いないと思います。
奥さんはそのまま医務室へ連れて行かれ、奥さんへの質問は中止となりました。
裁判ではこんなことも起こるのか・・・と感じる一方、改めて犯罪の周りへの影響について考えさせられました。
お昼になり昨日と同じ仕出し弁当を食べました。
ヒレカツ弁当で小さいながらも5切れ入っており柔らかく美味しかったです。
昼休みには朝に説明を受けた量刑の検索システムについて実際に検索して見せてくれました。
検索システムによると今回と同じような犯罪では最高が懲役22年、最低で執行猶予が4年付いた懲役2年半でした。
その犯罪によって人が亡くなっているかや何人亡くなっているかなどの条件によって懲役が変わっているのが良くわかります。
検索システムではその犯罪の内容もある程度記載してあり懲役20年のケースではその犯罪に加えて拳銃を撃ったこと等も加味されているようでした。
この検索システムは素人の裁判員でも参考にしやすく非常に便利だと感じました。
このような検索システムが産まれた背景として、裁判では日本のどこで受けても同じ刑罰にならなければいけない原則があるそうです。
確かにこの検索システムがあれば日本全国で共通の情報を共有でき、地域差による量刑の違いが発生しにくなと感じました。
一方でこれまでの判例に従い過ぎて民意に沿わない判決となる可能性もあるのかもと思いました(そうならないための裁判員制度ではあるのでしょうけど・・・)
又、裁判での重要なポイントとしては①有罪か、無罪か ②有罪なら懲役は何年か?の2点だそうです。
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